


「十勝うらほろ創生キャンプ」とは
子どもや若者たちに託すことができる「持続可能な社会」の実現をめざす町の中核事業。
「企業版ふるさと納税」をおもな財源としています。
「十勝うらほろ創生キャンプ協議会」(会長:浦幌町長)が立てた計画にもとに一般社団法人「十勝うらほろ樂舎」が企業と本質的な連携をしながら事業を実施しています。

企業 × うらほろ協働による事業実績

SDGs教育旅行プログラムの開発
町 × 旅行会社 × 都市住民 × 地域住民

マラソン大会の企画・実施
町 × アスリート × 菓子製造会社 × 都市住民 × 地域住民・子ども

林業×ITで イマーシブコンテンツの事業化
町 × IT企業 × 地元林業会社 × 地域住民

浦幌の特産品のかけ算で
「あんバター」の商品化
町 × コンサル会社 × 複業人材

規格外野菜を活用した自然派クレヨンの商品化
町 × 道外製造メーカー × 農家 × 複業人材

高付加価値の木材商品の開発で林
業を持続可能に
町 × 木材加工会社 × 林業者 × 複業人材

子ども発案から 町の花「ハマナス」を生かしたコスメ商品の開発・商品化
町 × 化粧品会社 × 地域おこし協力隊(移住した若者)

廃校跡地をお母さんたちが集う「おしゃれなカフェ」
町 × 他県のまちづくり会社 × 林業者 × 複業人材

高齢者の買い物をサポート
町 × メディア(テレビ局) × 大学生 × 地域住民
北海道の課題先進地の町「うらほろ」が注目される理由
企業のみなさんと取り組んでいきたいプロジェクト

スポーツを軸とした未来づくり
例えば・・・プロランナーの大迫傑さん(株式会社I)と十勝うらほろ樂舎が2022年に包括連携協定を締結しました。戦略的思考、目的を達成する力、自己をコントールする力、レジリエンスなど、スポーツで育まれる力は、まさにVUCAに求められるもの。その本質的価値に気づいている陸上・サッカー・野球など、さまざまな領域のアスリートが浦幌に関心を持ち、関わっています。そんなアスリートのみなさんとビジネス構想力を持つ企業のみなさんと連携し、持続可能な未来を創造していきます。

予測困難な時代を生き抜くチカラを育む 学びのコンテンツ開発
例えば・・・20年、30年後の未来は、予測困難なVUCAの時代と言われています。そんな時代を子どもたちは生き抜きていくために、どんなチカラを育めばいいのでしょうか?自然と対峙した農山漁村地域は常に予測困難な状態にあり、未来を見据えた新たな学びのコンテンツ開発には適した場所です。そして開発したコンテンツは大人社会でも応用できると想像しています。浦幌町では、16年前から地域発の独自の教育コンテンツ「うらほろスタイル」があり、大きなアドバンテージがこの地域にはあります。

地域資源を活かした商品・サービスの開発と市場創出
例えば・・・浦幌町は食糧自給率2,900%を誇ります。しかし生産しているほとんどが原料作物であり、そのまま町外に出荷しています。付加価値をつけた加工品を新たに町内でつくることができれば産業振興のみならず、地域で暮らしたいと願う若者たちの新たな雇用の場が創出できます。また物流が大きく変わろうとしている「2024年問題」や輸入飼料・肥料の高騰などの大きな社会問題に直面するいま、その解決の糸口となる新たなモデルを浦幌で構築し、他地域の課題解決に寄与します。

遊休施設を活用した“本質的連携”を実現する滞在交流拠点の創出
例えば・・・全体としては人口減少が進む浦幌町では、ここ3年間で若者たちが増えはじめ、複業やボランティアで関わる都市住民が増えているという現象が起きています。また、都市部からの修学旅行生が浦幌を学校単位で訪れるという動きも出てきています。しかし現在の浦幌にはそのニーズに応えるだけの「宿泊」及び「滞在交流拠点」が足りていません。廃校した学校などの遊休施設は多くあり、これらの施設を活用して、「都市住民と町民が本質的連携を実現する場」をつくっていきます。
「十勝うらほろ創生キャンプ」の事業フレーム

町長ごあいさつ
「企業版ふるさと納税」の正式名称は、「地方創生応援税制」と言います。
しかし、浦幌町は、「企業版ふるさと納税」は、「応援」ではなく、「未来づくりの協働」の入り口だと考えています。2016年に税制がスタートしてから、浦幌町では、さまざまな企業の皆さんと町民とがワンチームになって協働し、関係人口が増え、新たな事業を産み出してきた実績、歴史があります。
浦幌町は、町内にあった唯一の高校が廃校になることをきっかけに、地域に根ざした子どもたちの学びのプロジェクト「うらほろスタイル」を16年前にスタートさせました。この取り組みの結果、一旦は町の外に出たものの、地元に帰りたいという強い思いを抱く若者が増えました。
しかし、せっかく若者たちが戻ってきても、浦幌町には就ける仕事が十分にないという状態にありました。さまざまな農産品はあっても、六次産業化など新たなビジネスモデルを生み出すノウハウを浦幌町は持っていません。そこで、ビジネススキルを有する企業の皆さんと、より積極的に協働し、新規事業を生み出すことを目的とした「ワークキャンプ」を2017年よりスタートし、今日の「創生キャンプ」へとつながっています。
「十勝うらほろ創生キャンプは、町の最上位計画である「第4期まちづくり計画」を進め、浦幌町が更なる「持続可能なまち」を目指していく上で、とても大事な事業です。そして事業を実行するための町の大事な協働パートナーが「十勝うらほろ樂舎」です。
長年にわたる取り組みの成果として、2019年から2021年までの調査では、20代の流入人口が流出人口を上回りました。また、企業の皆さんにとっては、新規事業を開発するに留まらず、社員が浦幌に関わることによって、自身の仕事の意義を再発見し、自律型人材、圧倒的当事者意識を持った人財になって企業に戻っていく、という副産物も生まれています。
浦幌は、未来づくりのR&Dを行うフィールドです。ふるさと納税を出すに留まる「形式的な連携」ではなく、20年近くにわたる取り組みによって町民の受け入れ態勢も整った「熟成の町・うらほろ」で、当事者として「本質的な連携」を図り、共に未来を拓いていきませんか?
お問い合わせ先
十勝うらほろ創生キャンプについて
〒089-5601 北海道十勝郡浦幌町字桜町3
浦幌町まちづくり政策課内 企業版ふるさと納税担当
「十勝うらほろ創生キャンプ事務局」